戦後すぐ、焼け野原に杭を打ち営業を開始した“赤丸食堂”。
店のシンボルともなっている赤い丸の大きな暖簾は、先々代が手元に唯一残っていた日章旗を掲げたのが始まりです。
当時は周辺に飲食店がなく、店は大繁盛。
お客様の要望に応え少しずつメニューを増やし、復興期の人々の胃袋を満たしました。

先々代のその想いを受け継いで、70年あまり営業を続けてきました。昭和、平成、そして令和へ――。
時代は変わっても、お客様へのおもてなしや、食材へのこだわりは変わりません。
“創業昭和20年”港区の老舗が、おいしいものを用意して、今日も皆様のご来店をお待ちしています。

オリジナルイベント

赤丸はお客様に楽しんでもらえるように、
常に新しいことを企画したり、
笑顔になってもらえる店を目指しています。

恒例イベント

「食品ロス」への取組み

赤丸食堂も今年で創業75年を迎えることが出来ました。これもひとえに地元の皆様のご支援ご愛顧の賜物と心から感謝いたしております。
 私の祖父母が終戦直後の混乱期、何一つ満足にない時代、「せめて美味しいものでお腹一杯笑顔になって欲しい」という気持ちで小豆一握りから始めたのが赤丸食堂の原点でした。「安くて」「美味しくて」「量が多い」という赤丸スタイルは私の父から私にと代々受け継がれて現在の「天保山チキンカツ」をはじめとした大盛りメニューの礎となりました。
 しかし近年、日本で年間約600万トン以上の「食品ロス」が発生し、日本人ひとりあたりにすると毎日お茶碗一杯分のごはんを捨てていることになり、その多くは外食産業からによるものと知りました。
 その中で、無料の持ち帰り容器をご用意させていただいたり、焼飯や唐揚げなどのハーフサイズメニューを作成するなど取り組んでまいりました。さらに2017年より、食品ロス削減のためにごはんの普通サイズの量を300gから200gに変更させていただく決断をいたしました。今までの量をご希望のお客様には中盛300gとして、大盛りをご希望のお客様には450gサイズを、いずれも無料でご提供させていただいております。ご飯の量に関しては、お気軽に店員にお声がけください。
 丼物、カレー、焼飯などは今までと同じサイズでご提供し、マンガ盛につきましてもプラス100円でご用意させていただいております。
 また、例えばチキンカツを作るときに切り落した端の肉を唐揚げに使ったり、オムライスの具に使ったりと工夫し、食材も無駄なく使い切るように努めております。
 赤丸食堂は食品ロスをなくし、いつまでもお客様が喜んで頂ける品質と価格であり続けたいと思っております。